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2023年ラスベガス不動産情報

新年の情報の前に昨年の続きからとさせてください。


ラスベガスの住宅市場2021年から2022年5月までのREDHOTな市場から、その後の住宅ローン金利の急激な上昇による、住宅販売の大幅な落ち込み、広範な値下げ、在庫の大幅な増加、ニューホーム建設業者からのインセンティブの増加等を報告してきました。そして下の昨年12月の集計をご覧ください。


11月の$430,990 売却中央値が$425,000になり、新しい売り物の中央値も$450,000から$449,900と若干下がりました。しかし2021年の同月に比べるとまだ高値の状態です。






それでは2023年の予測ですが、多分ほとんどの方が情報として何らかの形で既にご存じかと思いますが、とりあえずLas Vegas Review Journalからの業界専門家のラスベガス不動産予測を手短にお知らせします。


上場サイト Zillow のシニア エコノミストNicole Bachaud氏は、今年の住宅ローン金利は高いまま安定する可能性があるので、ラスベガスを含む米国の市場で2021年や2020年に比べ住宅販売件数がかなり減少するだろうと予測。 Redfinの副チーフエコノミストTaylor Marr氏は、今年の米国住宅販売数は約16%減少し、住宅の販売価格の中央値も約4%下落すると予測。 調査会社社長Andrew Smith氏は、今年ネバダ州南部に多くの新しい区画の開設がされるとは予測しておらず。住宅価格の暴落はないと考える。逆にさらに上昇する可能性があると予測。それでも、人々が住宅ローン金利がすぐには3%に戻らないことを受け入れる必要があるため、彼は考え方の変化が見られるの待つ事を指摘。

現状をRedfin Marr氏はラスベガスの住宅市場は、加速してからブレーキをかけた状態であり、それは全米の他の地域よりもはるかに急速に冷え込んでいると見ています。(振れ高が大きかったので振り子の法則でしょうか?) S&P CoreLogic Case-Shiller 指数によると、ネバダ州南部の住宅価格は 昨年8 月から 9 月にかけて 2.4% 下落。Zillow の報告によると、9 月にはラスベガス地域の住宅のリスティング価格の42% が値下げされ、同時期の全国の 27.5% と比較すると値下げがかなり多かった。従って販売数の縮小が加速したと報告しています。


という事で、全米の住宅市場にブレーキを踏み続けるという内容が大方の意見です。

しかし言い換えると住宅価格がより正常で、健全になりバランスの取れた市場に向かっているとも言われています。


コロナ禍で雇用状態が正常でない期間、2020年のコロナショック後の米国個人消費率の高騰はかなりの数字です。それに加えガソリン価格、食料品、その他全てにおいての値上がり、リセッションと言われる中、ラスベガスのホテルの料金は昨年最高値になり、観光客も戻り経済がとても良いかのような盛況ぶりでした。そんな中、建築業、ホテル、レストラン等のサービス業でいつも人手不足が言われていました。何かがおかしいですね?おかしかったのは確かですので、それが今年あたりから徐々に軌道修正されるのではないか、それを健全で正常な市場と呼ぶのではないでしょうか?




と勢いを削ぐ内容ばかりでは新年に精彩を欠いてしまいますね。

なので、こちらのNational Association of Realtorの表をご覧ください🍀。


全米の価格になりますが、やはり2030年まで住宅価格上昇は基本的に続くと予測されています。


今年の為替の予測にしても日本円高を強調される方々も多く見ました。なので金利の上昇予測なども誰も100%正確に当てられないという事です。金融商品の動きを見ても来月さえ確約できるエコノミストはいませんので、つまり今年が終わって見ないと2023年ラスベガスの住宅価格状況は誰にもわからないというのが本当だと思います。


しかし、現状を鑑み今月末の再利上げはかなり濃厚と言われていますので、ご購入をお考えで優良物件を見つけた方はやはり迅速に、ご売却にしてもまだ2021年よりラスベガスは高値ですのでこちらも迅速に動くべきだと思います。



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