ラスベガスの住宅価格、6月に再び過去最高値を更新
- sjunko
- 7月9日
- 読了時間: 3分

ラスベガス・バレーの住宅価格が過去最高値に回復と報道されました。(左はReview Journalより)
ラスベガス不動産業者協会(LVR)の最新レポートによると、南ネバダ州の6月の住宅価格が過去最高値に回復しました。
2025年6月に南ネバダ州で売却された既存戸建て住宅の中央値は48万5000ドルで、前年同月比2.1%の上昇です。これは、今年最初の3ヶ月間に記録された過去最高値と同水準で、5月と4月の中央値は48万ドルを上回りました。
一方で、多くの報道では、ラスベガスは現在、住宅危機の真っ只中にあるとされています。住宅ローン金利の高騰、開発用地の不足、中古住宅の供給過剰、そして購入希望者の減少など、複数の要因が市場を圧迫しているとされています。実際こうした報道を受けて様子見の姿勢を取ったり、投資を控えている方々も多いと思います。
さらにレッドフィンは、市場への下押し圧力により、今年後半に住宅価格が下落すると予想しています。この傾向は、全米の住宅供給のほとんどに影響を与えているようです。
ラスベガス不動産協会(LVR)によると、6月には6,992戸の住宅がオファーなしで売りに出されており、これは前年同月比で70%増という大幅な増加です。コンドミニアムとタウンハウスは2,564戸で、こちらも前年比で87.6%増加と大きな増加を示しています。
6月に販売された物件数は、戸建て住宅、コンドミニアム、タウンハウスを合わせて2,461戸。戸建て住宅は前年同月比で7%減、コンドミニアムとタウンハウスは14.9%減でした。この地域の販売ペースは現在、約4か月分の在庫に相当し、昨年同時期の約2か月分と比べても大きな違いがあります。
この状況は買い手にとっては良いニュースです。とはいえ、まだ住宅ローン金利が6.5%を下回っておらず、月々の支払いは依然として厳しいものとなっています。それでも競争相手が少ない中今は、じっくりと物件を選んで購入できる好機でもあります。常に売り物件に注目しておく事をお勧めします。
私は年後半にかけて住宅価格が大きく上昇するとは考えていませんが、レッドフィンが予測するような下落傾向とも思っていません。確かに現在でも同じ地域内で物件ごとに価格差があり、千差万別です。魅力に乏しい物件が高値で売れるような状況は過去の話であり、現在の市場はより現実的な価格設定が求められると思います。
10年前に比べて大きく価格が上昇した今、たとえ世帯収入が増加し、物価上昇が落ち着いたとしても、住宅ローン金利が6%台である限り、買い手はより慎重に物件を選ばざるを得ないと思います。
価格は上昇、でも選べる今がチャンスをご記憶ください!
P.S. ラスベガスの食
以前にも書いていたかもしれませんが、10年前と比べて、ラスベガスの食のレベルは本当に進化したと思います。

10数年前にはアメリカで食べるパスタは行く先々でうどんのようで、アルデンテ好きの私はあまり魅力を感じられませんでした。しかし、現在は違います。このような日本の小洒落たレストランで出されるようなボンゴレパスタがラスベガスで味わえるなんて!
もちろん日本で食べるものには及びませんが満足しています。😋


































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