2月ラスベガス不動産情報
- sjunko
- 2月28日
- 読了時間: 4分
こんにちは、
また2月がサッと逃げて過ぎようとしていますね。ラスベガスは日によっては少し寒い日もありましたが、全体的には暖冬に恵まれ、穏やかな冬を過ごせたように感じます。木々が芽吹き始め、春の訪れとともにラスベガス特有の花粉や埃によるアレルギーの兆しを感じる今日この頃です。
さて、先日、Review Journal紙の”Summerlin developer selling land in new luxury housing enclave for millions”という見出しが目に留まりました。
住宅不足が叫ばれる中、 合計3.8エーカーの6区画を1エーカーあたり平均600万ドルで販売したという事です。砂漠地帯であっても野生動物の生息地が減少しています。ますます彼らの居場所が少なくなる事に心が痛む方々も多いと多います。これらの住居に入居する方々は、ほとんど年間を通じてここには住まないと思います。故ハワード ヒューズ氏がこのSummerlinの広大な土地を購入された当時のご意向を知る由もありませんが、現状の大規模な開発、様変わりは想像をはるかに超えるものになったと思います。
ラスベガスの住宅市場は、2025 年 2 月も回復力と成長を見せています。MLS最近のデータによると、1月末時点で一戸建て住宅の中央値が48万5000ドルに達し、2022年5月の史上最高値の記録48万2,000ドルを破り過去最高を記録しました。これは昨年1月より9%の上昇です。一方、コンドミニアムとタウンハウスの中央値は29万3000ドルとなり、昨年同月の27万5,000ドルから約6.5%上昇となっています。LVR (Las Vegas Realtor)の報告によりますと、売り出し中でオファーがまったくない物件は 1 月末時点で 5,215 件、1 年前より 46.9% 増加、マンションやタウンハウスにおいおては66.9%増加が確認されています。住宅価格は右肩上がりに推移しているものの、住宅ローンの金利が、2022年8月以降6%を下回っていないため、買い手の目が非常に厳しくなっているのも事実です。
(以下で1月の1戸建て住宅の詳しい状況をご確認ください)

しかし、買い手の需要は依然として高く、売り手は積極的に物件を市場に出し続けています。特に新築物件市場は活況を呈しています。数多くの新築プロジェクトが進行中で、各新築業者はとても魅力的なモーゲージレートに加え、スマートホーム機能や最新の建築技術、特に断熱、防音技術を採用し、人気を集めています。それらは需要が非常に高いため、購入希望者は迅速な検討が求められます。
(魅力的モーゲージレートを具体的にご確認ください。月々$3000の支払いを予定の方はレートが
5%の場合、$698kの物件、6.75%だと$578kの物件狙いになります)

レッドフィンのデータによると、先月住宅価格が最も下落した都市はフロリダ州タンパ (1.6%) で、続いてダラス (0.9%)、カリフォルニア州オークランド (0.7%) となっています。前年比で販売価格の中央値が最も上昇した都市はペンシルベニア州ピッツバーグ (14.8%)、続いてニューヨーク州ナッソーカウンティ(12.2%)、フロリダ州ウェストパームビーチ (11.5%) となっています。また新築物件の前年比増加率では、カリフォルニア州サンノゼが32.8%で全米トップ、同州オークランド(32.3%)、アリゾナ州フェニックス(23.2%)がそれに続いています。なお、DOGE😎の影響でしょうか、ラスベガスのオフィススペース需要も著しく増加しているようです。
ところで、皆様は日本の積水ハウス株式会社をご存知でしょうか?
同社は昨年4月19日に米国のM .D.C. Holdings, Incの買収を完了し、16州で戸建住宅の供給体制を強化し、米国事業の拡大を図ると発表しました。グローバルビジョン は"「わが家」を世界一幸せな場所にする”というものです。ラスベガスでも知名度の高いRichimond American Homesもこの買収により傘下に入りました。米国で 5 番目に大きな住宅建設会社となった同社はサマリン ウェストに 40 戸の高級住宅地を計画しており、3月1日からShawood ブランドの住宅の販売を開始する予定です。これは同社にとってラスベガスでの最初のプロジェクトとなります。計画中の住宅は、約 140 万ドルから 160 万ドルの価格帯で、3 〜4 ベッドルーム、3,176 から 3,399 SqFtの 3 つの間取りが提供されます。「ゼロ エネルギー」日本の文化に由来する「こかげラウンジ」、「大きな木陰」など独自の設計が取り入れられる予定です。
(これらの物件も現金でご購入の方が全体の半数だと思います。)

不動産コンサルタントの RCLCO が発表したレポートでは、サマリンは2024 年に全米で最も売れているマスタープランコミュニティのトップ 10の中で5 位にランクされています。35 周年を迎えるサマリンには、300 を超える公園、200 マイルを超えるトレイル、複数のコミュニティ センター、10 のゴルフ コース、26 の公立、私立、チャーター スクールが整備され、その充実ぶりは驚くべきものです。一度、整備の行き届いたこのマスタープランコミュニティーに訪れて見てください。ラスベガスのカジノ、ストリップ、ダウンタウンとはかなり異なる魅力に出会えることでしょう。

以上が2月の不動産情報でした。
ご質問等ございましたらどうぞご連絡ください。
よろしくお願いいたします。
P.S. ラスベガスのレストランはこんな感じで日本気分結構いけています!


































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