ラスベガスニュースレター 2025年2月号
- sjunko
- 2月4日
- 読了時間: 3分
新しい年が始まり、早くも2月に突入しました。昨年、やり残してしまったことがあった方も多いかもしれませんが、今年こそはそれらを達成し、充実した1年にたいですね。毎年恒例の目標を来年に持ち越さないよう共に頑張っていきましょう!
ラスベガスの雨不足
さて、2024年7月以降、ラスベガスではほとんど雨が降っていません。地域によっては少し降った場所もあるかもしれませんが、City Airport Monitoring Stationの記録によると、1月29日までに観測された雨量はゼロで、200日以上も乾燥した状態が続いています。そして、2月に入っても降水の予報はありません。
砂漠地帯に住んでいるため、雨が降らないには慣れていますし、室内の水はすべて再利用されているため、特に使用制限はありません。ただし、屋外での水の使用には厳しい規制があり、違反すると即座に通知が届き、罰金が水道料金に加算されることになります。緑豊かな環境で育った者にとって木々、芝や植物は必需品ですね。
一般家庭のささやかな庭への水の使用を厳しく制限しているWater Districtですが、その一方で、以下の進行中のSouthern Nevada Projectsをご覧ください。大規模なプロジェクトには多大な水が使われるように感じます。
一般家庭の毎晩のお風呂などはスズメの涙。庭の植物にスプリンクラーでまくお水の量などはごくわずかなものに思えますが、こうした少量の水の使用に目くじらを立てるなど奇妙に思え、家庭での節水がどれほど効果をもたらしているのか疑問に感じることもあります。とはいえ、あまり深く考えず、必要な時には罰金覚悟で適切に水を使うつもりです。

お話を不動産動向に移します。
新年が始まり、不動産市場では徐々に売り出し物件が増加し始めています。2025年2月3日時点での一戸建て住宅のリスティング数は7,839戸に達しました。

そして 2024年12月、ラスベガスの不動産市場では販売件数が増加し、2024年の年間総販売件数は2023年を上回りました。これは、過去3年間で初めて前年同期比での増加となる大きな成果です。
価格動向は一戸建て住宅の中央価格が11月の48万ドルから12月には47.5万ドルへとわずかに下落しました。
平均価格は11月の599,544ドルから12月には623,135ドルへと約3.9%の上昇を記録しています。
特筆すべきは、高級住宅市場(ラスベガスでは$750,000以上が高級住宅とされています)の好調 – 史上最高の年間販売数を記録したことです。ラスベガスの住宅市場は、全米でもラグジュアリー高級住宅の一大エリアとなりつつあります。2024年12月には100万ドル以上の物件が167件売却され、そのうち14件が300万ドル以上でした。この高級住宅の販売が平均販売価格の上昇に大きく寄与しています。

次に在庫状況の変化です。一般市場には現在約3.6ヶ月の在庫があります。(これは現在市場に出ている物件がすべて売れるまでに約3.6ヶ月かかることを意味します。)
高級住宅市場には全体で約7ヶ月分の在庫があり、特に300万ドル以上の物件では21ヶ月分の在庫が確認されています。
このように、2025年も新しい不動産市場の動きに注目しながら、最新情報を引き続きお届けしていきます。購入や売却をお考えの方は、ぜひお気軽にご連絡ください。


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